モンテッソーリ活動

 こどもの丘保育園では、モンテッソーリ教育を主体とした保育を行っております。今回はゆり組(3、4、5歳児)でしている活動の一部をご紹介します。

 

日常生活の練習<マンダラ塗り絵>

ゆり組ではマンダラ塗り絵を行っています。マンダラ塗り絵は繰り返される模様や色彩の配色によって、子どもたちの集中力や想像力を育む活動です。最初は簡単な形から始め、卒園する頃にはより複雑な形もきれいに塗ることができるようになります。子どもたちは沢山ある色鉛筆の中から好きな色を選び、自由に塗ることで心が落ち着き、気持ちが整っていくのを感じながら個性豊かな作品を仕上げていきます!

 

感覚教育<幾何タンス>

こどもの丘保育園には様々な教具があります。その中でも「幾何タンス」という教具をご紹介します。幾何タンスは子どもが視覚的、触覚的に形状を識別する力を育むことを目的としています。6段の各引き出しに幾何図形が入っており、形に興味を持った子どもたちは図形の輪郭を指でなぞったり、枠に戻したりすることで、形の違いや共通点を感覚的に理解していきます。図形の切り貼りも楽しみながら空間認識、分類能力、語彙力等が自然に育まれていきます。

 

言語教育<写し文字>

文字を書くことに興味を持った子どもは、「写し文字」に挑戦しています。言語教育の初期段階で使用されるなぞり文字は文字の形状を視覚、触覚、運動感覚を通じて習得することを目的としています。写し文字は言語教育の一環として、なぞり文字によって文字の形を感覚的に習得したあと、子どもが文字の形状を自ら書き写すことで書字能力を育成する活動です。写し文字を行うことでより能動的に文字の構造を理解し、筆記運動の精度を高めることはもちろんのこと、語彙の定着、文構成への理解も促進されます。

 

算数教育<量と数字の一致>

モンテッソーリ教育における算数教育では、具体物を通じて抽象的な数の概念を理解することを重視しています。「量と数字の一致」は子どもたちが金ビーズ(具体的な量)と数字カードを一致させることで、数の意味を感覚的に捉える力を育てます。数字と記号の関係性を自然に理解することができ、数の構造や順序性、加減の基礎となる重要な学習です。

 

2025年07月25日